虹を追いかけて
こんにちは 担当Yです。
まだ5月中旬なのに梅雨の走りというのでしょうか、関東地方では雨の日が続いています。
雨が降らなければもちろん困るわけですが、それでもやはりきれいな青空が見られる晴天の日の方が皆さんお好きなのではないでしょうか?
私も勿論晴れの日の方が好きなのですが、昨日は雨のおかげでちょっと得した気分になりました。
夕方雨あがりの空を見上げるときれいな虹がかかっていたのです。
昨日の虹
雨上がりに虹が見えると何だか得したような気分になりますよね。
昨日の虹はほとんど完全な半円形の虹で、周囲の建物が無ければ一番端まで見ることができるようなきれいな虹でした。
ところで、皆さんは虹の端っこがどうなっているのかご存知でしょうか?
実は私は以前虹の端っこを見たくて虹を追いかけたことがあります。
そのころ私はお酒の営業をしていて、東京のだいぶ田舎の方を担当していました。
ある時営業車を運転している時ににわか雨が降り、その雨が上がった後にきれいな虹がかかりました。
田舎なので周囲に高い建物が無いため、遠くにかかった虹のかなり端の方まで見えていました。
ふと、虹の端のほうまで行ってみようかなという気になり、車をそちらの方に走らせました。
でも言うまでもなく、虹というのは単なる光学現象で虹という実体が在るわけではないので、虹を追いかけてもその虹は逃げ水のように逃げてしまって虹に追いつくことはできないものだとも思っていました。
つまり、私も虹に追いつけると思っていたわけではなくて、単なる仕事からの逃避として遊んでみたかっただけだったのです。
でも意外なことに虹の方向に車を走らせると虹はどんどん近づいてきました。
そして、次のカーブを曲がったらきっとその先に虹の端っこがあるであろうという場所までやってきました。
「一体虹の端っこはどうなっているのだろう?」と胸を高鳴らせながらカーブを曲がると、そこは広い畑になっていて周りが良く見渡せる開けた景色となっていました。
そして、なんとその畑の道路から少し離れた地面から虹が「ニョキッ」といった感じで生えていたのです。
あまりにも意外な虹の端っこの状況にびっくりして、しばらくの間それを眺めていたのですが、やがて虹はぼんやりと消えていきました。
あまりこの話を人にする機会が無かったのですっかり忘れていたのですが、昨日の虹を見て久しぶりに虹の端っこのことを思い出しました。
みなさん、虹の端っこは畑からにょっきり生えているんですよ!