わんこ
こんにちは 今日、地球上にこのブログを読んでくれている人が少なくとも一人はいるということが分って喜んでいる担当Yです。
当社は昨年の3月からここ墨田区押上で営業をしていますのでもうすぐ1年になります。
この事務所を借りた理由はいくつかあるのですが、その中の一つに「2軒隣に犬がいる」というのがあります。
最初事務所の物件を見に来た時にふと見ると、となりのとなりの家の玄関から1.5mくらいのひもが出ていて、そこに大きなハスキー犬がつながれていたのです。
私はぬいぐるみも好きですが犬も大好きで、現在事情があって犬を飼っていないのですが、コンビニなどの店頭に犬がつながれていたりすると必ずちょっかいを出さずにはいられないタイプです。
昔はその辺を放し飼いの犬がうろうろしていたり、家の庭先に犬がつながれていたりしたので、自分で犬を飼っていなくても犬と触れ合う機会は結構ありましたが、最近は犬もほとんどの場合室内で飼われていたりするので犬好きの私としては大変さみしいです。
そんな私にとって、事務所の近くに犬がいるというのはなかなかの魅力でした。
ザックス
そんなわけで、事務所を借りてから毎朝この犬(名前はザックス)に挨拶をするのが日課となりました。
ザックスはもうずいぶんと年寄りで、14歳くらいらしくいつも寝ています。
ひもが短いので自分のおし〇こなどが体についてしまってちょっと匂うのもご愛敬で、近所の人からもとても可愛がられていました。
ところが昨年の夏のある日からこのザックスがいなくなってしまいました。
どうしたんだろうとずいぶん心配したのですが、ザックスの隣の下着やさんの人に聞いたところ、暑い中犬を外に出しているのは動物虐待だと通報した人がいたらしく、どこかから指導があって暑い日は家の中に入れるようにしたとのことでした。
これには色々と意見があるとは思いますが、私としては普段からザックスが可愛がられているのを知っていましたので、そんなこと他人がとやかく言うのはどうかなと憤慨した方でした。
そんなわけで涼しくなるとザックスも外に出してもらえるようになり、私もまた挨拶ができるようになりました。
やがて冬になり、シベリア出身のザックスにもちょうどいいような陽気になったころ、またしてもザックスがいなくなってしまいました。
また誰か通報したのかな?などと思っていたある日ふと見るとザックスがつながれていた玄関に花がたくさん置かれていました。
手向けられた花
今回は誰かの通報などではなく、ザックスが亡くなってしまっていたのでした。
いつも可愛がっていた人が置いたであろう花には「ザックスありがとう」などと書かれたカードが添えられており、また飼い主の方から皆さんにかわいがってもらって有難うございますとのメッセージもありました。
昔はこうして近所の人から可愛がられている犬って結構いたように思いますが、最近はなかなかそうはいかないような環境なのがさみしいなと思います。
ザックスと出会ってから1年にもならなかったですが、私からもありがとうと言いたいです。